アメリカ硬度

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水の硬度:おいしい水とは?

水の硬さとは、水に溶けているミネラルの量を数値で表したものです。主にカルシウムとマグネシウムがどれくらい含まれているかで決まります。これらのミネラルは、私たちの体にとってなくてはならない栄養素です。骨や歯を作るのに役立つだけでなく、筋肉や神経のはたらきにも深く関わっています。ですから、適量を毎日摂ることが健康維持に繋がります。硬度の高い水は、ミネラルがたくさん含まれています。飲んだ時に、しっかりとした重みを感じます。人によっては、鉱物のような独特の風味を感じるかもしれません。このような水は、お茶やコーヒーを淹れると、素材本来の味わいが引き立ち、より美味しくなります。また、だし汁を取るときにも、素材の旨みがしっかりと抽出され、コクのあるだし汁に仕上がります。反対に、硬度の低い水は、口当たりが柔らかく、まろやかです。赤ちゃんのミルク作りや、繊細な和食に合うと言われています。料理の味を邪魔せず、素材本来の持ち味を生かすことができます。硬度は、「硬水」「軟水」「中硬水」の3つに分けられます。硬度の数値で表すと、硬水は120以上、軟水は60以下、中硬水は61から119までです。日本で販売されている多くのミネラルウォーターは、中硬水か軟水に分類されます。普段私たちが使用する水道水の硬度は、地域によって大きく異なります。石灰岩地帯などでは硬度の高い水道水が供給されている地域もあります。自分の住んでいる地域の水道水の硬度を知りたい場合は、各自治体の水道局に問い合わせてみましょう。硬度を意識することで、より健康的な生活を送ったり、料理を美味しくしたりすることに繋がります。毎日の生活に欠かせない「水」について、少し詳しく知ってみませんか。